- 給油中に点検してもらったら交換時期だと言われた
- ガソリンスタンドのタイヤは安いの?
- スタンドで買うのはなんだか不安…
- すぐにタイヤを交換しないと危険と言われた!どうすれば?
ガソリンスタンドでのタイヤ交換はあまり良い話しを聞かない…とイメージだけで敬遠しているといざという時に頼りになる選択肢を捨てることになりもったいない。
確かに今でも強引な売り方をしているところもありますがそらは極々一部の話。誤解されている部分が大きいのです。
本記事では以下の内容をタイヤ小売店頭販売歴5年・卸売営業歴6年のプロが解説しています。
- ガソリンスタンドでタイヤを買うメリットデメリット
- スタンドでタイヤ交換よくある疑問
結論ガソリンスタンドでタイヤを買うのはアリです。
ガソリンスタンドはパンクなどの緊急時に頼りになります。価格も比較的安く柔軟なところが多いのでお得に買える可能性が高いです。
以下に当てはまる方は特におすすめです。必見の価値あり。
- 日中に時間を取れない忙しい
- 思い立った時に交換したい
- 軽自動車に乗っている
ガソリンスタンドでタイヤ交換するメリット
メリットは以下の通りです。
- 比較的安い
- とにかく便利
- 気軽に利用できる
- すぐ作業できる事が多い
- わからないことが聞ける
比較的安い
店頭価格はカーディーラーよりも安くカー用品店などと同じくらいの価格帯です。
軽自動車のタイヤは安く販売されている事が多いのでタント・NBOX・ワゴンRなどに乗っている方は狙い目です。
価格に柔軟な傾向にあるので以下のアクションを起こしましょう。よりお得に買える可能性が高まります。
- カーディーラーとの相見積もりをとる
- 単純に値切る
- お店のタイヤキャンペーン時期を狙う
とにかく便利
便利な理由は2つあります。
- 営業時間が長い
- 店舗数が多い
①営業時間が長い
ガソリンスタンドは他の店舗に比べて朝早く開店し、夜遅くまで営業している傾向にある為、以下のような利用の仕方が可能です。
- 朝1タイヤ交換をして出掛ける(午前中を無駄にしない)
- 仕事帰りにタイヤ交換をする(休みの日を犠牲にしない)
なかなか日中に時間を取れない忙しい方々の強い味方となるでしょう。
②店舗数が多い
ガソリンスタンド | カーディーラー |
---|---|
29,005軒 | 15,619軒 |
カーディーラーと比べると2倍位の差があります。店舗数が多いと以下のような距離的な問題をクリアにしてくれます。
- パンクなどのトラブル時に駆け込みやすい
- 出先でも交換できる
- 近所でタイヤ交換を済ませられる
以上2つの理由からガソリンスタンドはタイヤ交換をする上で便利だと言えます。他の店舗には無い強みですね。
気軽に利用できる
- 給油のついでに
- 洗車のついでに
- 通りすがりに寄る
見積もり、作業など何かのついでにお願いすることができます。わざわざ時間を作る必要がありません。
すぐ作業できることが多い
もともと給油をする為に行く場所なのでカーディーラーなどに比べると作業する場所が混み合っている事が少ないです。
ふらっと立ち寄ってタイヤの在庫があれば30分-1時間程で交換が終了してしまうでしょう。
タイヤ以外の点検交換も可能
- エンジンオイル
- バッテリー
- ワイパー
消耗品は定期的に点検交換しないとエンジンの故障やバッテリー上がりなどのトラブルにつながります。せっかくのドライブを台無しにしてしまいます。
タイヤ交換、給油、洗車のついでであれば時短になります。
車種にあったタイヤを提案してくれる
ガソリンスタンドでも車に詳しいスタッフはいますし車種にあったタイヤの提案もしてくれます。
しかし、タイヤ選びに関してはタイヤ屋が1番です。車種だけでなくあなたの乗り方にあったタイヤを選んでくれます。
餅は餅屋です。お肉の相談をするならスーパーと肉屋どちらが頼りになると思いますか?それと一緒です。
スタンドでタイヤ交換するデメリット
反対にデメリットを見ていきましょう。
- 荒い売り方をしている所も極少数存在する
- 他商品の営業をされる
- 品揃えが悪い
荒い売り方をしている所も極少数存在する
残念ながら今でも極少数存在します。
- 交換時期ではない
- 交換時期だけど今すぐ交換する必要がない
上記のような状態のタイヤでもセールストークで不安を煽ってかなり早めの交換を促すといった事例があります。
- ひび割れがひどくて破裂寸前です!
- 溝が減っていてこのまま走るのは危険なので交換しましょう!
- このタイヤじゃ間違いなく車検に通りません!
また、相場よりもかなり高い価格で販売されたという事例もあります(後で気づくことが多い)。
少しでも不信感を覚えたら絶対に1人で判断せず誰かに相談しましょう。
- ご家族
- カーディーラーの担当
- 車の修理をお願いしているところ
- 車に詳しい友人
他商品の営業をされる
メリットで挙げた「タイヤ以外の点検交換ができる」の逆の見方です。
タイヤ交換のついでに消耗品の点検の提案をされることが多々あります。
特にオイル・バッテリーは販売予算があるため商談のチャンスを掴むために必死に点検提案を行ってきます。
頼むつもりがなければ不要ですとはっきり伝えましょう。
品揃えが悪い
在庫しているタイヤメーカーの種類は基本1種類であることが多いです。
- 店舗と契約を結んでいるメーカー
- 関係が深いメーカー
上記いずれかのタイヤを在庫することが一般的であり、勧める商品も上記のタイヤになります。
以下のようにこちらから要望を伝えない限り他メーカーのタイヤを提案される事はほとんど無いでしょう。
- 他のメーカーがいい
- もっと安いメーカーのタイヤがいい
在庫数に関しては店舗によって様々です。
在庫がないお店もあれば300-500本程(小さいタイヤ屋並み)在庫している店舗もあります。
ガソリンスタンドは取り扱いメーカーの偏りがあり在庫数も店舗によって多少あります。
そのため、店舗を訪れた当日に色んなメーカーからタイヤを選びたいという方はガソリンスタンドはおすすめできません。
よくあるガソリンスタンドの疑問
よくある疑問をまとめてみました。
- 予約は必要?
- 持ち込んだタイヤの交換はしてくれる?
- スタッドレスタイヤは買える?
- 24時間営業店舗はいつでもタイヤ交換できるの?
予約は必要?
予約することをおすすめします。理由は以下の通りです。
- 在庫があるかわからない
- 作業場が空いているかわからない
- 繁忙期は混雑している
予約をする事で待たされる事なくスムーズに利用できます。
ただし絶対に必要なわけではありません。
ふらっと立ち寄ってすぐ交換する事ができることがガソリンスタンドのメリットの1つだからです。
持ち込んだタイヤの交換はしてくれる?
同じ看板(ENEOSや出光など)や同じ会社であっても店舗によって対応が変わる場合があります。直接店舗に確認しましょう。
持ち込み交換を受けてくれてもほとんどの場合高額な工賃を請求されます(通常工賃の2倍以上)。
持ち込み交換費用を含めた工賃についてはこちらを参照ください。
スタッドレスタイヤは買える?
スタッドレスのような季節商品も購入できます。もちろんホイールとのセット購入も可能です。
シーズンオフでも卸問屋やタイヤメーカー倉庫に在庫があれば取り寄せ可能です。
24時間営業店舗はいつでもタイヤ交換できるの?
できません。車の整備・修理の受付時間は8:00-20:00が一般的です。24時間営業しているのはセルフ式の給油のみです。
まとめ
- 日中に時間を取れない忙しい人
- パンクなどのトラブルで困っている
- 思い立った時に交換したい
- 軽自動車に乗っている
- 色んな商品を勧められるのが苦手
- 信用しているところから買いたい