- アイスバーンまで走行できるのは「SYNCHRO WEATHER」だけ
- 各オールシーズンタイヤの性能比較と選ぶポイント
タイヤ販売会社(卸売りディーラー)に勤めている筆者が、
- タイヤを実際に「見て、触って、乗った」経験
- タイヤ販売店から集めた情報
をもとに比較・厳選したオールシーズンタイヤおすすめ4選を紹介します。
凍結路面(アイスバーン)まで走行できるオールシーズンタイヤは「SYNCHRO WEATHER」だけです!
この記事を読めば、重視すべき性能と、あなたが買うべきオールシーズンタイヤがわかります。
ニワトリ先生
オールシーズンタイヤおすすめランキング4選
オールシーズンタイヤのおすすめタイヤ4選は以下のとおりです。
商品名タップで 詳細までスクロール | 特徴 | ウェット グリップ | 静粛性 | 耐摩耗 性能 | 冬タイヤ 性能 | メーカー 国 |
---|---|---|---|---|---|---|
ダンロップ SYNCHRO WEATHER (5.0) | アイスバーン も走行可能 高いウェット性能 | 夏タイヤ | シンクロ>シンクロ≒ 夏タイヤ | 夏タイヤ | シンクロ>スノーフレーク アイスグリップシンボル | M+S日本 |
ミシュラン CROSS CLIMATE 2 (4.9) | 高い 静粛性 | CLIMATE2≒ 夏タイヤ | 夏タイヤ | CLIMATE2>夏タイヤ | CLIMATE2>M+S スノーフレーク | フランス |
グッドイヤー Vector 4Seasons Hybrid (4.7) | オールシーズン の金字塔 | <夏タイヤ | Vector<夏タイヤ | Vector<夏タイヤ | VectorM+S スノーフレーク | アメリカ |
クムホタイヤ SOLUS 4S HA32 (4.6) | 最安価格帯 | >夏タイヤ | HA32>夏タイヤ | HA32夏タイヤ | HA32≥M+S スノーフレーク | 韓国 |
※ウェットグリップ性能、静粛性、ライフ性能の比較対象夏タイヤは、各タイヤメーカーのスタンダードグレード夏タイヤ。ダンロップ:ENASAVE EC204・ミシュラン:ENERGY SAVER+・グッドイヤー:EfficientGrip ECO EG02・ECO WING ES31
ダンロップ|SYNCHRO WEATHER(シンクロウェザー)
総合評価 (5.0)
冬タイヤ性能 | スノーフレークマーク アイスグリップシンボル | M+S
ウェット性能 | シンクロ>夏タイヤ |
静粛性 | シンクロ≒夏タイヤ |
ライフ性能 | シンクロ>夏タイヤ |
発売日 | 2024年10月1日 |
公式HP | 【商品詳細】 ・ 【サイズ一覧】 |
- SYNCHRO WEATHERの概要
-
水や温度に反応しゴム質が柔らかくなる新技術「アクティブトレッド」を採用。
これにより、夏タイヤ以上のウェットグリップ性能を発揮しつつ、従来のオールシーズンタイヤではカバーできなかった凍結路面も走行可能になりました。
GOODポイント
- 凍結路面(アイスバーン)も走行できる
- 高いウェットグリップ性能
- 耐摩耗性が高い
BADポイント
- 高価
試走会で実際に氷上を走行してみましたが、本当にスタッドレスタイヤと同じくらいしっかりグリップして驚きdました!
雨の日の安心感も強く、オールシーズンタイヤを買うならシンクロウェザー一択です!
- 年に数回だけどスキー・スノボに行きたい
- 通勤などで毎日車を使う
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タイヤフッドとは?
TIREHOOD(タイヤフッド)はタイヤ購入から交換予約までワンストップ手間なしで完結するのが魅力のタイヤ通販です。
カー用品店最大手のオートバックスセブンなどが出資した企業が運営しており、信頼性は抜群。累計販売100万本以上の実績があり、安心してご利用いただけます。
- タイヤをネットで買うのが初めて
- 車に詳しくない
- めんどくさいのはイヤ
メリット | デメリット |
---|---|
タイヤ購入と交換予約が一度で完結してラクチン 交換費用などがすべてコミコミでわかりやすい 充実のアフターフォロー(無料のパンク保証&サイズ間違い保証) | 格安輸入タイヤの品揃えが悪い 最安ではない |
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フジコーポレーションとは?
フジ・コーポレーションは創業50年を超える老舗で、東証一部上場企業です。
通販で購入したタイヤをフジコーポの実店舗(全国48店舗)に直送して交換可能。高い技術力のタイヤ交換をお手頃な工賃で受けられるところが魅力です。
全国のガソリンスタンド宇佐美(460店)や提携整備工場(2,000店)にタイヤを直送して交換も可能です。
- アルミホイールとセットで購入したい
メリット | デメリット |
---|---|
タイヤの品揃えが豊富 ホイールセットが安い ホイールフィッティングルーム | 作業段取りに少し手間がかかる 最安ではない |
ミシュラン|CROSS CLIMATE 2(クロスクライメートツー)
総合評価 (4.8)
冬タイヤ性能 | M+S スノーフレークマーク |
ウェットグリップ性能 | CLIMATE2≒夏タイヤ |
静粛性 | CLIMATE2>夏タイヤ |
ライフ性能 | CLIMATE2>夏タイヤ |
発売日 | 2021年10月8日 |
商品詳細 | 【商品詳細】 ・ 【サイズ一覧】 |
- CROSS CLIMATE 2の概要
-
みんカラパーツオブザイヤーのオールシーズン部門で2年連続年間大賞殿堂入りをしているCROSS CLIMATE シリーズの最新モデル。
前モデル(CROSS CLIMATE+)と比較して、ウェットグリップが6%、ドライグリップが5%、雪上ブレーキは7%向上している。
GOODポイント
- 静粛性が高い
- 耐摩耗性が高い
BADポイント
- 特になし
硬めの乗り心地ながらも、ロードノイズが気になることはありませんでした。
溝の形からは想像できないくらいパターンノイズが静かでした。
- 静かなオールシーズンタイヤが欲しい
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グッドイヤー|Vector 4Seasons Hybrid(ベクターフォーシーズンズハイブリッド)
総合評価 (4.6)
冬タイヤ性能 | M+S スノーフレークマーク |
ウェット性能 | ベクター<夏タイヤ |
静粛性 | ベクター<夏タイヤ |
ライフ性能 | ベクター<夏タイヤ |
発売日 | 2016年8月1日 |
公式HP | 【商品詳細】 ・ 【サイズ一覧】 |
- Vector 4Seasons Hybridの概要
-
オールシーズンタイヤの先駆け的存在。2017年に「日刊自動車新聞用品大賞」でタイヤホイール部門賞を受賞。2018年には「みんカラ」でオールシーズン部門1位を獲得しています。
公式HP掲載の路面適合表では凍結路面「△」になっており、サイプ(氷をひっかく細かい横溝)が多めに入っていることから、スタッドレスタイヤ寄りなのが伺えます。
GOODポイント
- 冬タイヤ寄り
BADポイント
- 夏タイヤ性能が高くない
- 少し高価
スタッドレスタイヤ寄りなだけあって、乗り心地は柔らかめです。
全体的な夏タイヤ性能は「AS1」「CROSSCLIMATE2」に劣る印象。
- もしもの降雪時に少しでも安心したい人
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クムホタイヤ|SOLUS 4S HA32(ソウルスフォーエスエイチエイサンジュウニ)
総合評価 (4.4)
冬タイヤ性能 | M+S スノーフレークマーク |
ウェット性能 | HA32<夏タイヤ |
静粛性 | HA32<夏タイヤ |
ライフ性能 | HA32>夏タイヤ |
発売日 | 2021年3月25日 |
公式HP | 【商品詳細】 ・ 【サイズ一覧】 |
- SOLUS 4S HA32の概要
-
クムホタイヤは韓国のメーカーで、BMWやメルセデスベンツなどの欧州トップメーカーに新車装着タイヤを供給している実績あるタイヤメーカーです。
GOODポイント
- 安価
BADポイント
- 比較的夏タイヤ性能が低い
荒れた舗装路は苦手なようで、ロードノイズを拾いやすく、乗り心地も硬めでゴツゴツ感があります。
雪道は5センチ程度の積雪であれば、登り坂でも難なく走行可能です。
- 安価なオールシーズンタイヤがほしい
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オールシーズンタイヤを選ぶときのポイント
オールシーズンタイヤ購入で失敗しない為に、以下2つのポイントをチェックしましょう。
安心の冬タイヤ性能があるかをチェック
オールシーズンタイヤを選ぶときは、十分な冬タイヤ性能を有してる証しである「M+S」「スノーフレークマーク」がついているかチェックしましょう。
凍結路面(アイスバーン)まで走行できるオールシーズンタイヤを選びたいなら、「アイスグリップシンボル」がついているかチェックしましょう。
「アイスグリップシンボル」がついていて、凍結路面(アイスバーン)まで走行できるオールシーズンタイヤは「SYNCHRO WEATHER」だけです。
- M+S(マッドアンドスノー)
-
通常よりも泥や雪上での走行性能が高い夏タイヤに刻印されるマーク。
- スノーフレークマーク
-
ASTMインターナショナルの公式試験で、厳しい寒冷地でも十分な冬性能を発揮することが認証された製品にのみ刻印されているマークです。
シビアなスノー条件にも適合しており、チェーンを装着せずに高速道路冬用タイヤ規制を通行可能です。
- アイスグリップシンボル
-
アイスグリップシンボルは国際的な氷上性能テスト(IGS試験(ISO 19447:2021))に合格したタイヤに与えられるマークです。
オールシーズンタイヤは凍結路(アイスバーン)走行には向いていません。雪国にお住まいの人、アイスバーンを走行する人はスタッドレスタイヤを装着しましょう。
- 参考記事:「オールシーズンタイヤやめた方がいい?デメリットを知ると後悔しない」
- 関連記事:「スタッドレスタイヤが安い時期・格安で買う方法」
夏タイヤ性能を重視して選ぶ
1年のほとんどは雪の無い道を走行するため、オールシーズンタイヤは夏タイヤ性能を重視して選ぶのがおすすめです。
- ウェットブレーキ性能
- 静粛性
- 耐摩耗性能(ライフ)
オールシーズンタイヤの夏タイヤ性能は、スタンダードタイヤと比較しましょう。各夏タイヤ性能は、おすすめ一覧表に記載しています。
冬道も走行できる特性上、オールシーズンタイヤにはスタンダードタイヤ同等の夏タイヤ性能しかありません。高い夏タイヤ性能を求める人には、コンフォートタイヤをおすすめします。